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いっぱいかあさん

育児の絵日記です。たまにゲームの話。

【ややネタバレ】人喰いの大鷲トリコ、プレイ感想

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人喰いの大鷲トリコをクリアしましたので、プレイ感想です。


以下、ネタバレを少し含みます。


ストーリーの根幹には触れておりませんので、未プレイの方でも検討はできるとは思いますが、「ストーリーに関する情報はひとつも知りたくない!」という方はご注意ください。

 

 

 

7年の空白を埋めてくれる、「あの世界」

人喰いの大鷲トリコ開発の一報があってから、確か7年。
プレイしていて、本当に7年も経ったのかなって思うぐらい、あっという間に引き込まれました。

7年のあいだにゲームは変わりました。トリコは確かPS3で出るはずだった気がします。
そのあいだにPS4が出て、世の中にはスマホが普及し、ソーシャルゲームが台頭してきました。
誰もがスマホを持ち気軽にゲームに触れられる時代にあって、高価なゲーム機を買ってまでゲームをする人との間には大きな壁が出来た気がします。
成長や時間の流れと共にその壁の向こうに行ってしまった人もいるでしょう。

私も育児や仕事に追われ、少し休みたい時、指先だけで出来る簡単なスマホゲームで時間を消費し、ゲームは続編を買って、「分かっている名作」をプレイするのが当たり前になっていました。新たなゲームに挑戦して、それが駄作だったときが怖かったのです。
私からは時間が無くなってしまったのです、7年のあいだに。

そんな中にあって、「人喰いの大鷲トリコ」は、「ICO」や「ワンダと巨像」を生み出した上田文人さんの作品。雰囲気は継承しつつも、完全な新作でした。

7年待ちました。

一旦は続報が途切れ、もうプレイすることはできないとさえ思っていました。
それがようやく発売され、プレイできる日が本当にやって来ました。
こんなにゲームに期待したのは久々で、だからこそ裏切られるのがとても怖かった。

けれど、「人喰いの大鷲トリコ」は、何事もなかったかのように、あの頃夢中になったゲームでした。7年なんて年月は無かったかのように。

こっちはずっと待ってたのに。あの2009年のE3のムービーを見たときから、7年も経ってたのに。

一気にあの時はじめてみた「トリコ」の世界に引き込まれました。

 

 

 

手に残るトリコの感触

この7年の間に、ゲームは「実況動画で見ました」「プレイ動画を見てます」なんていう人も増えてきました。
それで良いゲームもあるのかもしれません。「人喰いの大鷲トリコ」はストーリーはシンプルですし、期待する感動もあります。

PS2まではハードを所持している人は多かったのですが、PS3以降はハードが高価になったこともあり、ライトユーザーが減った気がします。(あくまでも、私の周りでは、ですけど)
ゲームに対して「あの続編の話だけでも知りたい」という人が増えた気がします。あの頃ゲームをしていた人たちは成長して、忙しい生活のなかで、プレイしている時間はないので誰かの動画を見て終わり、という人もいるでしょう。

私が言いたいのは「動画で済ませて制作元にお金を還元しないなんて」((ということではありません。

「人喰いの大鷲トリコ」は、自分でプレイして初めて深い感動を味わえるのだということ。

「ICO」や「ワンダと巨像」をプレイした人なら分かる通り、今作もみなさんが考えているような感動が最後には待っています。

それは動物(異種生物)と交流する作品にありがちな感動ではありますが、この作品にはゲームでしか感じ得ない感動があります。

トリコがケガをすれば撫でてやり、冒険のなかで気持ちが通じ合い、助けてもらい、トリコのために1人で探索をし、道を開けてやる。

その繰り返しの行動は、ストーリーを知るのではなく、ストーリーの中の少年が自分であるという一体感をもたらしてくれます。

トリコの大きさや、毛並みの表現。着地のときの振動、高い場所からの落下の恐怖。日だまりの明るさ。香ってきそうな苔や草の表現。暗がりを手探りで移動し、謎を解いて、細い道をゆっくりと慎重に進む行為。

それに、時間や体力ゲージがないので、落下にさえ気をつければ自由に過ごせます。求められていなくてもトリコを撫でてやり、驚くほど美しい風景が出てきたときにはそこに留まってただ時を過ごす。 

そうやって積み重ねた密着感は、実際にプレイすることでしか得られず、だからこそ、あのストーリーで最後には涙が出てきたのです。

異種との交流ものでありがちな最後。でも、「こういうの弱いから」ではなく、トリコと旅した時間が手に感じられたから、私は泣いてしまいました。

 

 

プレイ時間は普通にプレイしても15時間を切る

私はゲームが好きなくせにあまりゲームが得意じゃなくて、どんなゲームもEASYでプレイするぐらい生ぬるいプレイヤーなうえ、さらにEASYにしてもメタルギア ライジング(Amazon)がクリアできなかったぐらいの残念さなんですが、それでも初回プレイ時間は15時間を切りました。

ボリュームは最近のPS4のゲームにしては少ないなと感じます。
トロフィーなどを見ると周回プレイが前提のようですので、1週としてはこのぐらいが目安なのかも。5時間未満クリアのトロフィーもありますし。

でも1度クリアするとすぐに2周目をはじめたくなるんですよね。世界観について検証したかったり、またトリコに会いたいというのもあります。しかし、単純にアクションゲームとしてタイムアタックを楽しむという醍醐味もあるように思います。

 

 

操作性とカメラワークはいまいち。改善してほしい

私の記事はプレイレビューとして後発のほうで、もうすでに散々言われていますが、操作性とカメラワークについてはもう少しどうにかならなかったのか、という意見には賛成です。

特にトリコにしがみつくとき、変な方向にしがみついてしまったり、上のほうによじ登りたいのに逆にいったりと、散々でした。

カメラも、自分で動かせるのと自動制御が入り交じっていて、見たい方向が見られなかったり、ジャンプする方向を定めるのでカメラを固定したいのに勝手に戻ったりと、ストレスのたまる部分も多かったです。

トリコへの命令についても、どのボタンを押せばどの行動をするのかいまいち判断がつかないこともありました。 異種生物との交流で、そう簡単には意思の疎通ができない演出と思えば納得できますが、もう少し爽快感も欲しかったです。

動画などで何度もアピールされていたトリコによる尻尾キャッチやくちばしキャッチも、思っていたよりは回数が少なかった。

むしろ落とされたこともあるくらい。

 

回数でいえば、トリコのぼんやりした瞳にそのまま落ちる瞬間を見送られることのほうが多かったです(笑)助けて!

 

 

オートセーブだけではなく、セーブポイントが欲しかった

このゲーム、セーブポイントがなく、すべてオートセーブでセーブデータは1つだけです。

だから、「あのシーンをもう一度プレイしたい」と思っても最初からやるしかないのはひたすら残念…。

チェックポイントは細かく設定されていて、どこで死んでもかなり近くからやり直せるのですが、どこがチェックポイントかわからないのも難点です。特にアイコンなど出ないので。

お気に入りの場所の近くとかで自由にセーブできたらよかったんですけど…。

 

 

思い出に残るゲームがまた出来ました

いくつか注文はありますが、それを差し引いても思い出に残るゲームです。
ICOと、ワンダと巨像をやった人なら間違いありません、ぜひプレイして見て欲しいです。
前2作をプレイして、「これはどんな世界なんだろう」「あの謎は?」「どうして?」と想像した人、あの巨大な遺跡や謎解き、巨人との戦いにワクワクした人は、今作も楽しめますよ!

久しぶりに、ゲームやってよかったなって思いました。
終わらないで欲しいな、って思いながら遊びました。

トリコ、本当にありがとう!

 




こちらもどうぞ。コメントにいただいた考察がまたどれもすばらしい。 


こちらはどうしようもない4コマ。