いっぱいかあさん

育児の絵日記です。たまにゲームの話。

「男尊女子」を読みました+すくパラ更新お知らせ


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今日は絵日記お休みで、読書感想文です。

「男尊女子」とっても面白かったです。



女性ならば、誰もが一度は女性を軽視するような出来事やネット上のポストに一度は憤ったことはあるのではないでしょうか。
私もその1人ではありますが、実はまだ怒りきれていない点も多いんです。「結婚したら家事は女」「飲み会で食事を取り分けるのは女」、等々な時代に生まれ育ち、それが当然だったので、そういう女にかけられた呪いを解いている最中なんですね。

誰かが怒っているのを見てはじめて「確かにこれは女性だけが言われることだな」とハッとしたり、逆に「これって、男性差別じゃない?」と改めて気づいたり、自分でもなにが男性・女性への勝手な思い込み、深刻な言い方をすればセクハラなのかわからない。うかつなことは言えないな、誰か教えてよーと思っている時に、この本に出会いました。

「男尊女卑」をテーマにした堅苦しい本なのかと思ったらまったくそんなことはなく、からっと語られて読み物として本当に面白い。AVからファッション、政治まで幅広く身近なエピソードを取り上げながら、主人呼び、夫婦別姓、性までいろんなことが語られています。

「えっ、この人のこの感覚、若い人なのかな」と思って酒井さんの年齢を見たらびっくり。失礼かもしれませんが、私の母くらいの年代の方がこんなに現代のジェンダー問題を軽快に語れるなんて。

私の母はといえば、「女の子は結婚さえしちゃえば大丈夫」「家事は女がやるもの」という女の型に綺麗にハマった人でした。親くらいの年の女性はみんなそういう考えを持っているのだと当たり前に思っていた自分が恥ずかしい。この年代の方々がこの感覚を身に着けてくれたから、私たちの世代では「女だからってそれ、おかしいんじゃない?」と言えるように育ったのかもしれないのに。

ジェンダー問題はネットで語ればみんなが熱く、時にはキツい口調になりがちなのですが、酒井さんの語り口は一切感情的にならず、分析、いや観察?に終始しています。そしてなにより酒井さんのたとえや言葉遊びが巧みで、読んでいる時間があっという間でした。声をあげて笑いながら読んじゃいましたよ。

男尊女子というタイトルでお気づきのかたもいるかもしれませんが、これは決して「男はこれだから困る」という男性を攻撃する内容ではなく、そういった男たちに対して、我々女はどう存在してきたか、形を変えてきたかという話。

「本当に男って…」と怒るかたにこそ読んでほしい。読み終えると、なんだか男性が可愛らしく思えてきます。そして、自分が女の成分を持ち生きていることが悔しかった気持ちが、なんだか嬉しくなりました。


「ジェンダー問題」「女性蔑視」なんていうとどうにも重たい問題になりがちで、怒りを伴ったものになるというのが私の印象でしたが、この本を読んでもっと楽しく語れるのではないか――なんて。

怒りながらじゃなく、笑って「ほんっとおかしいよね!」「いやいやそっちこそ~」と男女の垣根なくみんなで語れて、問題との距離が縮まることが、まずは第一歩かなと。



すくパラさん更新日です

また告知が遅くなってしまいました!7月13日にすくパラさん更新されています。ぜひ読んでやってください。

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